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病気は敵じゃなかった」— ソマティックヒーリングで受講生が体験した、身体との新しい対話

2026.04.03 病気は敵じゃなかった」— ソマティックヒーリングで受講生が体験した、身体との新しい対話

身体の不調を抱えているとき、私たちはつい「この痛みさえなくなれば」「この症状さえ消えてくれたら」と考えてしまいます。

肩こり、慢性的な疲労感、原因がはっきりしない体調不良——。病院で検査をしても「異常なし」と言われて、でも確かに身体はつらい。そんな経験をされたことはありませんか。

もしかすると、その不調には、身体があなたに伝えたい「何か」が隠れているのかもしれません。

今日は、催眠状態で自分の身体と対話する「ソマティックヒーリング」という手法を学んだ受講生の方々が、セミナーの中でどんな体験をされたのかをご紹介します。「身体の声を聴く」とはどういうことなのか、少しだけ覗いてみてください。

 

「病気は敵ではなかった」という気づき

ソマティックヒーリング基礎コースを受講されたN.Mさん(40代・セラピスト)は、ご自身の病気をテーマにセッションの実習に臨みました。

セミナーでは受講生同士でペアを組み、セラピスト役とクライアント役を交互に体験します。N.Mさんがクライアント役として催眠状態に入り、自分の身体の内側を感じていったとき、思いがけないことが起きたそうです。

N.Mさんはこう振り返っています。

「グループセッションでは、病気は敵ではないんだという新しい視点を得ました。1対1のセッションでは、臓器の部屋で病気の原因箇所と対話しました。その免疫細胞たちは私自身ととても似ていて、ただ外敵におびえて過剰反応をしていただけで、身体を壊してやろうなどという攻撃性はありませんでした」

それまで「消したいもの」「悪いもの」として捉えていた病気が、実は自分を守ろうとしていた——。その気づきを通じて、N.Mさんの中で大きな変化が起きました。

「病気の分身を受け入れて、健康の分身と対等な立場で、お互いに協力して共に生きていこうという結末から、病気になった経緯、これまでの病気と共に過ごしてきた人生そのものにも大きな意味があったように思えました」

病気と「戦う」のではなく、病気と「対話する」。その視点の転換が、身体との関係そのものを変えていったのです。

身体は、自分が思っている以上に正直だった

H.Cさん(50代・自営業)は、長年の肩こりと姿勢の悪さをテーマにセッションに取り組みました。

催眠状態の中で、H.Cさんの頭にふと「ぱん、ぱん」という言葉が浮かんできたそうです。最初は意味がわからず、恥ずかしさもあってスルーしてしまった。けれど翌日のセッションでもまた同じ言葉が浮かんできて、今度は思い切って声に出し、手を叩いてみた。

すると、身体の周りに無数のバブル(泡)があるイメージが浮かび、それをみんなで叩いて潰していくと、涙がぽろぽろと止まらなくなったそうです。

H.Cさんは3日間のセミナーをこう振り返っています。

「3日間で、ひとつのストーリーになっていたようで、セミナーが終わった後、初日のテーマだった肩こりも変化がありました。イメージ療法に苦手意識があったし、正直、そんなので変わるのかなという疑いがあったのですが、ちゃんとイメージも湧いてきました。頭はつい難しく考えてしまいますが、身体はシンプルなんだなと感じました」

頭で考えるのではなく、身体が発するサインに素直に従ってみる。その体験を通じて、H.Cさんは「身体はいつも自分の味方なんだ」と感じたそうです。

感じないふりをしていた感情が、身体に現れていた

F.Kさん(60代・セラピスト)の体験も印象的です。

セッション中、ご自身の身体の中に「炎症」や「臓器の黒さ」を感じたF.Kさん。そこから浮かび上がってきたのは、息子さんが家を出ていった寂しさだったそうです。

「息子が家を出ていった寂しさということが大きなことをしめているのに、別のことに関心を向けることで、感情として寂しいと感じるのを避けてきたのではないかと感じました。感じないようなふりをしていたことが、身体の症状として現れていたとわかりました」

私たちは日々、さまざまな感情を抱きながら生活しています。でも忙しさや「しっかりしなくては」という気持ちから、つい感情に蓋をしてしまうことがあります。その蓋をした感情が、身体の不調という形で「ここにいるよ」と教えてくれている——ソマティックヒーリングでは、そうした身体からのメッセージに気づく体験をされる方が少なくありません。

F.Kさんは「今後はしっかり感じきることと、自分の身体に対して大切にしていき、対話して関わっていこうと思います」と語ってくださいました。

「自分の身体と対話する」とはどういうことか

ここまでお読みになって、「本当に身体と対話なんてできるの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

ソマティックヒーリングは、米国カリフォルニア州のアルケミー催眠協会で開発された手法です。

 

催眠状態——つまり深くリラックスした状態で、自分の身体の内側に意識を向けていきます。すると、普段は気づかない身体の感覚や、そこに結びついた感情、記憶が、イメージや言葉として浮かび上がってくることがあります。

大切なのは、セラピストが「答え」を与えるのではなく、クライアント自身の潜在意識が答えを見つけていくということ。先ほどご紹介したF.Kさんも、「クライアントさんの潜在意識は自分のことを知っていて、催眠下では気づいていくことができ、それを手伝うのがセラピストの仕事だという流れがとても安心感と信頼感を感じるやり方だ」と述べています。

怪しいものでも、特別な才能が必要なものでもありません。身体は誰にでも備わっている、もっとも身近な「自分自身」です。その身体の声に、少し立ち止まって耳を傾けてみる——ソマティックヒーリングは、そのための一つの方法です。

自分の身体との関係を見つめ直してみませんか

今回ご紹介した受講生の方々は、ソマティックヒーリングを学ぶ中で、「身体は敵ではなく味方だった」「感じないふりをしていた感情があった」「頭で考えるより身体はシンプルだった」という、それぞれの気づきを得られました。

もちろん、体験は人それぞれ異なります。同じセッションでも、浮かんでくるイメージや気づきはまったく違うものになります。それは、一人ひとりの身体が、一人ひとりに必要なメッセージを届けてくれるからです。

もしこの記事を読んで、「自分の身体とも対話してみたい」「身体の不調の奥にあるものを知りたい」と少しでも感じられたなら、その感覚を大切にしてみてください。

身体はいつも、あなたの味方です。


ソマティックヒーリング基礎コースのご案内

IHCイーハトーヴヒプノセラピーカレッジでは、

2026年4月17日(金)〜19日(日)の3日間、ソマティックヒーリング基礎コースをZoomにて開催します。

医師であるDr.萩原優をはじめとした経験豊富な講師陣のもと、少人数制で丁寧に学べる講座です。

 

催眠療法の基礎を学ばれた方であれば、どなたでもご受講いただけます。

 

受講についての詳細・お申し込みはこちらからご確認ください。

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ソマティックヒーリング|催眠療法 イーハトーヴヒプノセラピーカレッジ 横浜市青葉区たまプラーザ

※催眠療法の基礎をまだ学ばれていない方は、催眠療法基礎セミナー(2日間)からご受講いただけます。

 

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